ロケットや航空機など航空宇宙分野における大規模なシステムの開発は、その構想段階でさまざまな解析やシミュレーションを行って、ミッション達成の方法やその安全性を評価したり、技術的な課題を洗い出したりするところからスタートします。お客様には、これらの結果をもとにシステム全体の構想、その開発の進め方、評価の仕方などを提案してゆきます。
開発するシステムは、時には複数のシステムが連携してSystem of Systemsを構成するため、その解析は複雑で大規模なものとなります。個々のシステムを適切にモデル化して統合し、そこから生ずる大量のデータを効率よく処理して全体として意味のある結果を導き出すことが重要です。一方、そこに含まれる個々のシステムに目を向けると、制御特性や熱、流体、音、電磁波の影響など、精密な数学モデルに基づくシミュレーションも必要になってきます。一口に解析といっても、そこに必要な技術は多岐に亘ります。
私たちは、三菱重工と共に、システムの評価に必要なさまざまな解析やシミュレーション、そのためのシステム開発を行っています。