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中井 智子の写真

育児と両立しながら「飛行機への夢」を拓く!
チームリーダーとしてキャリアアップを続けるロールモデルに

中井 智子

航空機向け地上支援装置用ソフトウェア開発
所属部署
航空宇宙技術部 地上システムグループ
専攻学部
工学研究科 情報工学専攻
入社年
1996年
QUESTION

1

現在担当している仕事内容は?

  • 私は航空機に搭載するソフトウェア開発に12年間携わった後、現在は航空機の地上支援装置に関わるソフトウェア開発で、チームリーダーを担当しています。

    具体的には、目的地への飛行ルートや通信の周波数など、航空機の任務飛行に関するさまざまなデータを、地上クルーが航空機のコンピュータにプリセットする設定装置のソフトウェアをつくっています。

    私はチームリーダーとして、工程の進捗管理などマネジメント業務が主体ですが、先ずはこんな機能を実現したいというシステムの要求分析。
    そしてシステム全体の整合性を図りながら設計方針や工程・役割を決めたり、メンバーがつくる設計やソースコードのレビューなど、技術的なサポートを行っています。

  • 中井 智子の写真
QUESTION

2

入社から取り組んできたことは?

  • 航空機の前は、テーマパークのアトラクションに搭載される、制御プログラムの開発をしていました。

    一見、まったく異なる分野のようですが、航空機もアトラクションも動き出したら人間の力が及ばない「リアルタイムシステム」のため、安全で間違いの無いシステムの設計力が求められるという点では共通しています。

    航空機の仕事に配属された当初、実際に組み上げたシステムをパイロットがテストする現場へ伺う機会があり、当然のことながら厳しいお言葉をいただくこともあり、彼らの命がかかっていると実感して身の引き締まる思いでした。

    私はいずれの場合もプロジェクトの立ち上げから関わることができたので、プロジェクトの背景や課題などの全体像を知った上で、なぜこのシステムが必要なのか、何が求められているのかという「設計の意図」を深く考え、必要な要求仕様の分析・設計ができるようになりました。

  • また、ソフトウェア開発はチームワークがモノをいうので、業務を円滑に進めるためには社内外の人間関係においても、お互いの「真の意図」を理解し合う協調性が不可欠。

    「当然こうあるべき」ではなく、熱く議論しながらも互いの意見の理由・背景を汲みとったうえで、一つひとつを決めていく。

    ひとえに高い目標に向かってチーム一丸となれるMHIエアロスペースシステムズ(MASC)の風土が、機能・ユーザビリティ共により良いものづくり・評価に繋っているのだと思います。

中井 智子の仕事風景写真
QUESTION

3

入社を決めた理由とは?

  • 子どもの頃に兄が読んでいたF4戦闘機の漫画の影響で、飛行機に憧れがあったのですが、まさか仕事にできるなんて…。
    今思えば夢が叶いましたね。(笑)

    大学の研究室の紹介でMASCに入社を希望しましたが、社員の皆さんが性別・年齢に関係なく、活発に意見を交わしながら仕事をされていたのが印象的でした。
    服装に関しても、スーツの方もいればジーンズの社員も…。

    TPOさえわきまえれば個性が尊重される、そんな自由な社風にも惹かれて、ここで働きたいと思うようになりました。

  • 中井 智子の写真
QUESTION

4

あなたが思うMASCで働く魅力とは?

  • 航空・宇宙という憧れの分野で、ソフトウェアの開発をとおして貢献できることです。

    お客様と一緒にシステムの立ち上げ(システム設計)から関わったり、海外出張に行くこともあります。

    私は航空機の搭載ソフトウェア開発部署の配属直後に、アメリカに出張して訓練を受け、その翌年に開発したソフトウェアのプロトタイプ(注)の試験に立ち合う機会がありました。

    頭でわかっていても、開発したソフトウェアをハードに組込んで、自分が設計したとおりに実機で動く様子を見ることが出来た時は、「あ、本当に動いている!」と感動しました。

    目で見て心から実感できると、やりがいもひとしおですね。

    また言葉の壁を越えて意見を交わした経験は、当時の私にとって大変勉強になりました。

    プログラムの試作版

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QUESTION

5

入社して成長できたと感じられる点は?

  • 起きた物事に対して、俯瞰して多方面から見られるようになったこと。

    入社してすぐの頃はシステムのバグが見つかると、すぐに「見える原因」にばかり飛びついていましたが、それでは本質的な解決にならない。

    表向きの現象だけで判断するとどうしても限界がありますが、先ほどの「設計の意図」からアプローチして、俯瞰して丁寧に紐解いていけばなぜ不具合が起きたのかという、複数の原因にたどりつくことができます。

    この教訓をもとに、今ではチームリーダーとして後輩たちにいろいろなケーススタディを与えて、プログラムの背景にある「設計の意図」を問いかけるようにしています。

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QUESTION

6

ワーク・ライフバランスが充実していると思う点は?

  • 私は現在4人の子どもを育てながら仕事をしています。

    出産後の「育児休業」制度(注1)で3年間の休業を2回取得したので、計6年間は育児に専念することができました。

    最初の育児休業に入った時は、チームリーダーに任命されたばかりでしたが、復帰した後のことを上司が親身になって考えてくださったおかげで心強かったですし、無理なく復帰することができました。

    現在は「育児勤務」(注2)中ですが、チームリーダーとして責任ある仕事を任されているので、自身の裁量で日々の仕事をコントロールしながら、限られた時間で効率的に仕事をこなすことを心がけています。

  • 子育てしながらでも自分らしく働けるのは、MASCに女性が活躍するための手厚い福利厚生制度や、周囲の理解があるからだと実感しています。

    ちなみに夫も同じ職場ですが、彼は当社で初めて「育児休業」を取った男性社員です。

    1子が3歳まで取得可能。分割可能です。

    2時短勤務。子の中学入学まで取得可能。

中井 智子の写真

1日の仕事の流れ

チームリーダーとしてチーム全体のプロジェクト管理を行いつつ、後輩のソースコードをレビューしたり、他システムとの連携を確認。
ときにはプログラミングを行うこともあります。

現在は育児勤務中なので9時半から16時半を基本に勤務することが多いですが、チーム全体のタスクの進捗を確認しながら、日々の勤務時間を調整しています。

1DAY SCHEDULE

  • 9:00
    中井 智子の写真

    出社してメールチェックと本日の作業確認。

  • 9:30

    お客様への対応や、チーム内外の調整作業など。

  • 10:00

    社内会議(不定期)。

  • 12:00

    昼食は社員食堂かお弁当。

  • 13:00

    設計やソースコードのレビュー。

  • 15:00
    中井 智子の写真

    お客様先に伺ってお打ち合わせ(不定期)。

  • 17:00

    帰社後、チーム内の進捗確認。

  • 17:30
    保育園のイメージ写真

    退社。子どもを保育園まで迎えに行く。

入社から現在のキャリアステップ

  • 入社1年目

    社内システム維持・勤怠管理用ソフトウェア開発を担当。

    取得した専門知識・技術

    • 国家資格:

      第一種情報処理(注1)(注2)

    1高度IT人材となるために必要な応用的知識・技能

    2資格取得支援制度(自己啓発による資格取得のサポートとして、会社が認定する資格に合格すると受験料+報奨金が支給されます)

  • 入社3年目

    テーマパークのアトラクション向け制御ソフトウェア開発を担当。

  • 入社5年目

    各種ソフトウェア開発を担当。

  • 入社8年目

    航空機搭載ソフトウェア開発を担当。

    取得した専門知識・技術

    • 技術分野:

      リアルタイムシステムのソフトウェア開発
      Unix/Windowsアプリケーション開発

  • 入社12年目

    チームリーダーに昇格。最初の育児休業を取得。

  • 入社15年目

    職場復帰。

  • 入社16年目

    2度目の育児休業を取得。

  • 入社19年目

    職場復帰。

  • 入社22年目

    航空機の地上支援装置用ソフトウェア開発を担当。現在に至る。

オフタイムの過ごし方

子供が生まれてからは学校行事に参加したり、家で過ごすことが多くなりました。
自分ひとりの時間を楽しむゆとりはありませんが、今は家族とのプライベートな時間を大切にしたいと思っています。

  • お休みの日は何してる?

    子どもが部活動でバスケットボールをしているので、大会のある日は家族みんなで応援に出かけます。

    バスケットボールの試合写真
  • 今、夢中になっていることは?

    現在、和裁に興味があり、長女と一緒に創作浴衣の教室に通っています。
    着付けも教えて頂けるので、下の子の着物を着付けてみました。
    今年の夏は、自分の浴衣を作ってみたいですね。

    子供の着物写真
中井 智子の写真

この職種を目指す学生の皆さんへ

やっぱり、「好奇心」が一番大切!

はじめからオールマイティな人はいません。
プログラミングの知識や技術は後からでもついていけますし、MASCは入社後のキャリアを支える諸制度や社員教育も充実しています。

それより何ごとにも興味を持って前向きにチャレンジする姿勢が、大切だと思います。

最初から好きなことばかりできるわけではないので、先ずはなんでも積極的に取り組んでみて、少しずつでも出来る・分かる・興味が沸くといった面白みを見つけることが、自身の成長と仕事の楽しさにつながります。

好奇心あふれる未来の仲間をお待ちしています。

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